ホーチミンで働く
ベトナムの人口は9,000万人を超え、ASEAN第3位の国であり、平均年齢は30歳、ホーチミン市などの大都市圏は今後の経済成長の大きな可能性を秘めています。ただし、この急成長市場の雇用主の採用ニーズを満たす事は楽ではありません。ここに住まなければ、その才能を発揮する事はできないのです。
これはホーチミンの、特にIT、エンジニアリング、ホスピタリティ、建設分野に当てはまることです。これらのセクターの企業は管理者以上の地位のために、国内市場で適格な候補者を見つけるのに苦労しています。それで雇用主が外国人に目を向けています。
比較的高い賃金と応募の容易さで、教育部門は外国人にとって魅力です。さまざまなインターナショナルスクールやローカルスクールは、幼児期に英語を学習し始めることが多いベトナム人の需要を満たすため、外国人教師を探しています。
ホーチミン市の雇用市場
ホーチミン市で外国人が仕事を見つけるのは、かなり簡単と言えます。一つには、拡大を続けているベトナム経済によるものです。もう一つの理由は、国内労働市場の構造です。世界貿易機関(WTO)のメンバーとして8年以上、現実にはベトナムの労働力は、地元企業や外国企業の資格要件を満たしているとは、依然として言えない状況です。
一般的に、ほとんどの中間管理職(例えば、取締役や部門管理者)はベトナム人です。ただし外資系企業では、上級指導者に昇進したベトナム人はわずかであり、適切に資格のあるベトナム人幹部の人材プールがわずかなのです。
ホーチミン市で働く
それにもかかわらず政府は、外国人に厳しい雇用条件を設定することで、地元の労働力を優先するよう企業に奨励しています。タイや東南アジアの他の国と同様、雇用主は国際的な人材を雇用するために、国内市場では見つからないスキルセットを雇用する外国人が持っていることを証明しなければなりません。
外国人は、ベトナムで働き始める前にビジネスビザか就労ビザが必要で、税務署に登録する必要があります。こういったハードルはあるものの、比較的簡単に労働許可証は取得でき、ベトナムの企業は数千人の従業員を受け入れています。管理職の需要の高まりに伴い、ベトナム人従業員は、英語能力とともに高い資格を取得する必要があります。一方、外国人従業員はベトナム語を話すことを頻繁に要求されます。
ホーチミンで仕事を探す前にホーチミン在住者のブログで情報を集めてみるのも良いかもしれません。